目で見て美しく、食べておいしい、のどごしよく、自然の香りゆたかで、季節感があり、和歌や故事にちなんだ菓銘を味わう。 「お菓子は五感の芸術。詩心あふれる最高峰のお菓子づくりをめざす。」これは、わたしたちのお菓子づくりに対する理念のひとつです。 お菓子は味覚を中心にした芸術であることはもちろん、舌触りやのどごし、口溶けのよさなどの食感、楽しくなったり、落ち着ついたりする美味しそうな良い香り、それから響きと意味を与える聴覚のネーミング、そして見た目、五感全部に訴えかける芸術なのです。
倉橋先生の絵や書は、どこまでも透明な絵や書に対する愛に満ち溢れています。 表情を変える書や絵は、私たちに驚きにも似た感動を与えてくれるようです。 想像力あふれる世界を和菓子と一緒にお楽しみいただければと思います。
『寒い中で凛として咲く梅の花の姿を見ると自分もそうありたいと強く思う。』甲木工房主宰の甲木 恵都子先生の言葉が心に残ります。 寒い冬に耐え、花開くエネルギーを糸に染める。決しておろそかに扱えない。語られる先生の自然に対する敬虔さと愛情 にお菓子を重ね合わせました。